猫のくしゃみの原因は単なる風邪ではありません。
猫がくしゃみをするとき、飼い主としては「寒さが原因?」「風邪をひいたのかな?」と疑うこともあると思います。
くしゃみを単発でするときは、ごみやホコリが鼻に入ったという可能性もありますが、くしゃみを連続でしていたり、長い期間くしゃみをするようであれば病気の可能性もあります。
くしゃみが頻繁に見られる場合には、下記の項目に注意して、病気の可能性も疑いましょう。
猫がアレルギーにかかりくしゃみをする可能性。
猫も生活環境も影響でアレルギーにかかることがあります。
アレルギーの種類はハウスダストや花粉・ノミやダニなど様々な原因で発症します。
また、食べ物が原因でアレルギーを起こしてしまうこともあります。
アレルギーが原因で体調に異変をきたしている猫の場合、免疫機能が弱ってくしゃみをしていることもあります。
このような場合は猫のアレルギーの原因を特定し、その原因となるものを生活環境から取り除く必要があります。
アレルギーの原因は、病院で血液検査を行うことで特定できる場合があります。
くしゃみが頻繁に続く場合は、生活環境・食べ物が原因となっている可能性を疑いましょう。
鼻炎が原因でくしゃみをしている場合も。
個体差はありますが、猫も鼻炎など病気にかかりやすい種類もいます。
鼻炎の症状の特徴はくしゃみを連続でしたり、鼻水が出るといったもの。
鼻炎も放置してしまうと、鼻の奥が炎症にかかり、重大な病気にかかってしまう可能性も。
鼻水を伴ったくしゃみをするようになれば、鼻炎を疑いましょう。
鼻炎にかかった場合は、薬の投与などの治療が必要な場合もあります。
目やになどの症状を伴えば、感染症の可能性も。
くしゃみを連続でしたり、目やにやひどい鼻水の症状を併発している場合は感染症にかかっている可能性もあります。
猫の感染症の主な種類は、猫クラミジアや猫エイズ・猫カリシウイルスといったものがあります。
これらの感染症は、重い症状も併発し、発熱や急激な食欲低下が見られることがあります。
感染症の原因は、母子感染や、室外で他の猫から感染するといったケースもあります。
これらの病気はワクチンで予防できるものもあります。特に複数飼いや、室外で遊ばせる猫には予防接種は必須です。
猫の感染症についてはこちらの記事をご参考に。
病気の可能性が低いくしゃみは?
連続でくしゃみをしている場合は病気の可能性も疑った方がよいですが、目やにや鼻水といった症状が見られず、単発でくしゃみをしている場合は、突発的なくしゃみの可能性が高いです。
特に感染症などの重い症状の場合は、運動量の減少や食欲の極端な低下などはっきりした症状が見られます。
動画のように、単発のくしゃみの場合はホコリなどが原因の一時的なものです。
以上、猫のくしゃみの際の疑うべき症状についての紹介でした。
普段とは違う症状が見られた場合は、すぐに病院で診てもらいましょう。