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全身が黄色!セキセイインコの「ルチノー」とは。

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■全身が黄色の珍しいセキセイインコ。

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画像:flickr

カラフルな毛色が魅力的なセキセイインコ。

セキセイインコはインコの種類の中でも非常に多くの毛色を持つという特徴があります。

毛色を決めるのは遺伝的な理由がほとんど。

稀に環境によって色が変わっていく種類もいます。

ちなみにセキセイインコの名前の由来は「背黄青(セキセイ)」という漢字から。

日本で名付けられる際、背中が黄と青の毛で覆われたインコからこの名前がつけられました。

そもそもインコの羽が派手な理由ですが、現在の所、有力な説があるのですが、詳しくは解明されていません。

主な説としては、

1、異性にアピールするため
鳥が異性の気をひくために派手になったという説。色が派手であると天敵にも見つかりやすいが、派手でも生き残れているという強さを示すため。

2、オス同士のケンカを減らすため
地味な色であれば、インコだけでなく他の鳥類と間違われ、メスや縄張り争いに巻き込まれる事が多い。そのため、派手な色をすることで、別の鳥類と無駄なケンカを無くすため。

という2つの説が有力視されています。

■インコの中でも特殊。黄色の「ルチノー」

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セキセイインコのなかでも「ルチノー」という種類は全身が黄色で覆われた珍しい種類。

「ルチノー」は人工的な交配を繰り返して生まれた種類です。

全身が黄色、目は赤か茶色、ほっぺやおでこに白色の斑点模様があることが特徴です。

インコの中でも人気がある種類なので値段は普通のインコより、2~3割高めということが多いようです。

■ルチノーは圧倒的にメスが多い!

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画像:photozou

セキセイインコのルチノーは圧倒的にメスが多い種類です。

これは、遺伝的なことが理由であるため。

インコの毛色は父親の遺伝子で決まります。一方、性別は母親の遺伝子で決まります。

そのため父親の毛色がルチノーであれば、子供もルチノーになりやすくなります。

父親と母親両方がルチノーの場合はオスとメスの生まれてくる割合は50%ずつとなります。

しかし、父親がルチノー、母親がルチノー以外のセキセイインコであった場合、100%メスしか生まれてきません。

こういった理由があるため、セキセイインコのルチノーにはメスが多いこととなります。


動画:youtube

ルチノーのその他の特徴は??


画像:photozou

ルチノーの特徴として、目が赤色をしているという特徴があります。

ルチノーは黒の色素の遺伝子を持っていません。

そのため、目の瞳も黒色にはならないのです。時折、黒色の目をしている黄色のインコもいますが、これらはルチノーではなく「イエロー」という色に分類されます。

また、ルチノーやアルビノなど珍しいインコの種類は寿命が短いと言われることがありますがそれほど差はありません。

ルチノーも平均的なセキセイインコと同じく平均して7~8年ほど、長い場合は10年ほど生きる個体もいます。

しかし、ルチノーやアルビノは先天的な遺伝や、病気にかかるリスクが高い種類。

そのため、飼育する前の健康状態や、定期的な健康診断はこまめに行なって起きましょう。