「香箱座り」はリラックスの証??
画像:flickr
前足を折りたたんでちょこんと座る猫特有の可愛らしい仕草「香箱座り」。
猫が香箱座りをするときはとても眠そうな顔で、まったりしている時が多いようです。
とっても可愛らしい行動ですが、実は猫ちゃんの隠された心理が現れています。
「香箱座り」をするときはどんな時??
画像:flickr
猫はリラックスしている時に「香箱座り」をするといわれています。
前足を折りたたむ行動は即座に取れない姿勢であり、野生の動物の場合は敵から即時に逃げることができないためあまり取らない姿勢です。
しかし、猫ちゃんがこのような行動を取るときは安心していて、リラックスしている時に取る行動。
「眠たいな〜」と感じている時に、体を支えるように前足を組んでウトウトするのに心地いい姿勢を作ります。
よく観察してみると、香箱座りをするときの猫ちゃんは、ゴロゴロ喉を鳴らしていたり、眠そうな顔をしていることが多いです。
また、このような座り方をする場所は猫ちゃんの安心できるお気に入りの場所ですることが多いです。
ベッドの上やクッションの上、日当たりのいい場所など居心地がよくて、眠るのにちょうどいい所を選んでいることが多いです♪
「香箱座り」名前の由来は?
画像:flickr
この「香箱座り」はどのような由来があるのでしょうか??
ちなみに「香箱」とは昔の時代に作られたお香を入れる箱のこと。
画像:flickr
見た目の通り箱のような姿勢になっていることから名付けられた姿勢で、「箱を作る」ともいわれます。
このような表現は森鴎外や芥川龍之介の文学作品にもみられる表現です。
猫好きの文豪たちが猫ちゃんの仕草をみて、おしゃれに表現した姿勢なのかもしれません♪
ウチの猫は「香箱座り」をしない??
画像:flickr
猫の成長段階によっては香箱座りを好まないことがあります。
手足の短い子猫ちゃんはうまく「箱を作る」ことができなかったり、肥満気味の猫ちゃんにとっては圧迫する姿勢になるためこのような姿勢がうまくできないことがあります。
また、手足の長い猫の種類だと手の組み方がうまくできず、香箱座りをあまりしないことがあります。