■夏を乗り切るためのハムスターの飼い方。
ハムスターにとっての適温は20~26度前後といわれています。
しかし、日本の夏の場合だと、一日中ハムスターの適温を維持することは難しいかもしれません。
ハムスターも気温が高い場所にずっといると、熱中症になる可能性もあります。
急にハムスターがぐったりした・元気がなく全く運動しない、といった症状が見られた場合には熱中症にかかっている可能性があります。
ハムスターの熱中症の対応は、下記の記事をご参考に。
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気温が高いこの季節。
ハムスターの飼育にはどのような事に注意が必要なのでしょうか。
■室温がハムスターの適温になっているかこまめにチェック。
ハムスターの飼育ケージに温度計は設置していますか?
特に暑い季節は、室温をこまめにチェックしてあげる必要があります。
エアコンで温度調整をしていても、ハムスターの飼育スペースは適温になっていない場合もあるためです。
特にハムスターのケージを、部屋の角や、窓の近くに置いていると、湿気や日光の影響でとても室温が高くなっている場合もあります。
また、ハムスターを水槽のケージで飼っている場合は夏の湿気に要注意です。
■エアコンは効果的。一方扇風機は効果無し。
室温を適温にするためには、エアコンを使ってあげましょう。
エアコンは効果的な一方、扇風機はハムスターにとって効果はありません。
ハムスターは毛皮に覆われ、汗を全くかきません。そのため、人間のように風を当てられて涼しいと感じることはありません。
室温が高い状況で扇風機の風を当てられることは、逆効果となってしまいます。
ハムスターにとって扇風機は、暑い熱をずっと浴びているような感覚になります。
■湿気対策とこまめな掃除をしてあげよう。
夏は湿気にも要注意。
特にハムスターのケージは飲み水がこぼれたり、トイレなど湿気がたまりやすく。夏は不衛生になりがちです。
また、ハムスターの飲み水もこまめに換えてあげましょう。
ハムスターの飼育環境が不衛生であると、病気になる可能性が高くなります。
不衛生でストレスが溜まると、食欲不振や運動不足などで様々な病気を併発します。
夏は特に、こまめな掃除を心がけてあげましょう。
■蚊取り線香にも要注意。
ハムスターがいる場所では、蚊取り線香にも注意が必要です。
特に、化学物質を使用している殺虫剤はしっかり換気をして使用しましょう。
殺虫剤で最も一般的に使用されている成分にピレスロイドという成分があります。
この成分は、虫や爬虫類には効果の高い成分であり、ほ乳類の動物には害は低いと言われています。
しかし、このピレスロイドの効果が少なからず、ペットにも影響を与えている可能性も指摘されています。
このような殺虫剤を使用する場合は、用法を良く守って使用しましょう。