ウサギははなぜ鼻をヒクヒク動かすの?その理由とは?

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ウサギが鼻をヒクヒクさせる理由とは?

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ウサギさんをみていると気になる動作、「鼻をピクピク」させる動き。

よくみていると起きている間は常にピクピク動かしているように思えます。

鼻をピクピクさせるこの動きにはどんな理由があるのでしょうか??

鼻のピクピクは視力の代わり??


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実はウサギは視力があまり良くありません。

視力が良くない一方、嗅覚聴力はとても優れています。

そのため、周囲の情報を察知するのに匂いに頼っています。

常に鼻をピクピク動かすことで匂いを嗅ぎ取っているのです。

また、聴力もとても優れています。

少し物音を立てただけでも、ウサギの耳はピクっと反応します。

あまり目が良くないウサギさんは、聴力と視力がとても優れているのです。

ウサギの嗅覚や聴力はどのくらいすごい??


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ウサギの視力や聴力・嗅覚はどのようなものなのでしょうか。


■視力
ウサギは視野が300度あるといわれています。

人間の視野が200度ほどといわれているため、かなり広い視野を持っています。

ウサギなどの草食動物は平均的に広い視野を持っています。

これは、広範囲を見渡せることで肉食動物に襲われた時にすぐ逃れられるため。

その一方、色は見分けられず、物を立体的に見ることも苦手です。

また、目が顔の横側についているため、視野が広いというメリットがありますが、正面は距離感がうまく捉えられません。


■聴力
ウサギの耳は高音を聞き取るのに優れています。

人間が40~15,000ヘルツの音を聞き分けるのに対し、ウサギは360~42,000ヘルツの音を聞き取ることができます。

ウサギの天敵であるフクロウは超音波を出して獲物を捕まえます。

そのためウサギは高音域の音も聞き取れるように進化していき、高音を聞き分ける事に優れた耳を持つようになりました。

また、ウサギは耳を左右それぞれ動かすことができます。

これは360度の広範囲の音を聞き取るためです。

ウサギの耳のもう一つの特徴として体の体温を下げる機能があります。

ウサギの耳には細かい血管が張り巡らされており、耳をピーンと伸ばすことで体温を下げることができます。


■嗅覚
ウサギの鼻は匂いを嗅ぎとる細胞が5,000万あるといわれ、人間の500万と比較し10倍ほどとなっています。

視力の弱いウサギは鼻をヒクヒクさせ、興味あるものも嗅いだり、危険を察知したりします。

また、匂いにはとっても敏感であり、不快な匂いがある場所に長くいると体調が悪くなってしまうことがあります。

香水や化粧品の匂い、芳香剤の匂いなどが苦手であり、肉の焼いたニオイや焦げたニオイも苦手です。