ミーアキャットの生態はどんなもの?
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可愛い姿でテレビや、CMなどで時々話題となる動物「ミーアキャット」。
立ち上がる姿や仕草がとても可愛らしい動物ですが、その生態はどんなものなのでしょうか。
ミーアキャットの基本情報と生態について紹介します。
ミーアキャットの名前の由来は間違いから??
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ミーアキャットは猫の仲間と思われがちですが、マングースの仲間であり猫とは少し遠い関係の生き物です。
ミーアキャットを英語で表記すると、「meerkat」と書きます。
これはオランダ語でサルという意味。ミーアキャットは最初はサルに間違われていて名前がつけられたのです。
サルと見間違えた故に「meerkat」という名前がつけられ、その発音が「cat」に似ていることから「ミーアキャット」という名前が広まったとされています。
(由来には諸説あり。)
そのため、現在では正式な学名である「Suricata(スリカータ、スリカタ)」と表記している動物園もあります。
ミーアキャットはどんな動物?
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ミーアキャットはネコ目マングース科に属する動物。
アフリカ大陸、ユーラシア大陸南部、インドネシア、スリランカといった地域に生息している生き物です。
とっても暑い地域に生息していますが、ミーアキャットは暑さをしのぐため巣穴を掘って生活をしています。
巣穴では複数家族が生活し、10頭ほどでナワバリを作っています。
とっても社会性が高い生き物でナワバリの中で見張り役がいたり、子育てを分担して行ったりしています。
寿命は平均して10~15年と言われています。
立ち上がる仕草はなんのため?
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ちょこんと立ち上がる仕草は、冷えた体温を温めるため。
夜の間は天敵に襲われないように巣穴で眠っていますが、日の出とともに体を温めるため日光に体を向ける仕草をします。
お腹を温めることで全身の体温が効率よく温まるため、ちょこっと立ち上がるような仕草をします。
体があったまってきたら、エサを集めだし一日の活動が始まります。
狩りの教育がプロ級のミーアキャット。
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ミーアキャットはとても賢い生き物。家族で子供に教育を行います。
子供に狩りを教えるときは段階的に教育していきます。
初めは弱った生き物を狩らせ、その次に毒針を抜いたサソリで狩りの練習をします。
そして、最終的には毒のある野生のサソリを狩らせるといった段階的な狩りの教育をします。
また、小鳥を捕まえるときは声の高さでコミュニケーションをとり、集団で狩りをすることもあります。
砂漠のギャングと呼ばれることも?
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ミーアキャットはその賢い狩りでどんな獲物も捕まえられることから「砂漠のギャング」と呼ばれています。
ヘビやサソリといったサバンナに生息する毒のある生き物や、小動物や植物などなんでも食べる生き物です。
しかし、天敵であるタカやフクロウにはとっても怖がり。
小鳥は狩ることもありますが、大きな鳥類は天敵のため苦手としています。
砂漠で生息しているミーアキャットは飛行機を見ると天敵と勘違いして、巣穴に走って潜り込むということもあるようです。
ミーアキャットはペットとして飼育できるの?
日本でもミーアキャットをペットとして飼育している人もいます。
しかし、ペットとしては珍しいためとってもお値段は高い様子、、。
また、飼育の際も注意しなければいけないのはどのような点でしょうか??