■猫の上手なごはんの与え方。
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猫は食事に関しては非常にデリケートな生き物です。
ストレスを感じていたり、体調が悪いと、食事の量が減る、食事を食べなくなるなどはっきりとした症状がでます。
また、ネコは好き嫌いがはっきりしていることもあり、自分の好きなエサしか食べなくなる事も。
ネコの食事に関する問題について、解決法をまとめました。
■好き嫌いが激しく同じエサしか食べない。
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食欲自体は落ちていないのに、特定のエサしか食べないといったことは猫を飼っていればよく起こるもの。
猫は子猫の段階の食生活でその後の好みが大きく変わります。
子猫の時に、バランスよい食生活であれば、成猫になっても好き嫌いが少なく、子猫の時から偏った食生活をしていれば好き嫌いの激しい猫になってしまいます。
これはネオファビアといわれる現象です。
※ネオファビア
Neophobia ネオフォビアとは今まで知らなかった新しい状況に対してまた新式のモノに対しての恐怖心を指します。これは食べ物に対しても当てはまります。子供たちは形が柔らかくなったものや目新しい見知らぬ食べ物を拒否します。
食べているエサが好みかどうかを知る為には猫の仕草から判別できます。
食後に唇をなめるとエサに満足している仕草、鼻をなめるとエサが好みでない仕草です。
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満足するとこんな感じで唇をペロリ♪
ちなみに猫は魚類が好きと思っている人も多いと思いますが、これは大きな間違い。
猫は魚は嫌いでもないですが、好んで食べる食事ではありません。
魚より、牛肉や豚肉のほうが猫にとって好みなのです。
エサが好みでない場合の対策法としては、徐々に新しいエサに変えていってあげましょう。
具体的な方法としては、現在あげているエサに少しずつ新しいエサを混ぜていきます。
急にエサを切り替えると、猫が体調を崩す原因となってしまいます。
■食欲が落ちている場合の対策法。
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猫は季節によって食欲が落ちる傾向があります。
基本的には夏は食欲が減って、冬は食欲が増えます。
また、成長過程で繁殖期になると、食欲が減ることがあります。
これは、猫の欲がエサに向かなくなるという体のホルモンの変化が起こるためです。
その他の食欲低下の原因として、老化があります。
年老いた猫にとってはカリカリを食べるのは大変な事。
このような場合はカリカリに水を含ませ、柔らかくした状態で与えましょう。
老猫用のキャットフードに変えてあげる事も対策法です。
また、若い猫でも長期にわたって食欲が出ない場合があります。
このような場合は、鼻の病気にかかっている可能性があります。
猫はニオイで食欲が増進されます。
そのため、鼻に病気があるとニオイが判別できなくなり、食欲が湧かなくなるのです。
このような場合は、病院で診察してもらいましょう。
以上、猫の食事に関する対策法でした。
食生活は健康に大きな影響を与えるもの。
猫の食生活に気を遣い、長生きさせてあげたいですね。