猫の習性からキャットタワーをおすすめする理由。
猫が自由に遊んでいる姿はとっても癒されるもの。
猫の遊びグッズは非常に豊富で、キャットタワーも様々な種類が販売されています。
「キャットタワーは必要なの?」こんな疑問もあると思いますが、キャットタワーは単なる遊び道具ではなく、猫の習性を考えると様々な良い効果があります。
・ストレス解消
・いたずら防止
・運動不足解消
・寝床の確保
といった効果があります。
それぞれの効果について具体的に見ていきましょう。
キャットタワーのストレス解消効果
猫は本能的に高いところが好きという習性を持っています。
これは、野生の時、獲物を捕るために高い所から見下ろしたり、外敵から身を守るため高い所で休息するという習性の名残があるためです。
そのため、本能的に高い所にいると安心感が生まれるという習性があります。
ノラ猫が、家の塀の上に登ったり、屋根の上に登ったり、車のボンネットの上で寝ていたりという光景を見た事がある人も多いかもしれません。
これは、ノラ猫たちも高い目線の位置にいることで安心して休憩しているためです。
そのため、ペットの猫もテレビや家具の上にのったり、高い所を求めて居心地のいい場所を自然と探しています。
キャットタワーのいたずら防止効果
猫が家の壁や家具で爪研ぎをする、鳴き声がひどいなど、ストレスがたまるとこのような行動を起こすことがあります。
室内飼いの猫は、病気の予防など衛生面では安心できる環境にいますが、慢性的な運動不足になる可能性があります。
運動不足によるストレスのため、いたずら行為に繋がってしまうのです。
室内飼いでは十分な運動スペースは確保できませんが、キャットタワーがあることで猫の遊び場を増やすことができます。
高い所への登り降りや、お気に入りのスペースがあることで猫のストレスを軽減することができます。
また、キャットタワーでは爪研ぎも備え付けられているものも多いので、家具を傷つけるといった、いたずら行為を減らすことができます。
キャットタワーで運動不足解消
キャットタワーで期待できる効果が、猫の運動不足解消。
先ほど言及したように、室内飼いの猫は慢性的に運動不足になりがち。
猫の運動不足は、肥満に繋がったり、筋力の低下を引き起こして身体機能の低下に繋がることも指摘されています。
特に肥満は猫の糖尿病に繋がる可能性もあります。猫は人間と比較し、体内のインスリンの分泌量が少ないため、糖尿病のリスクが高いことが指摘されています。
ペットは一度肥満になってしまうと、なかなか痩せにくいもの。普段から猫の運動不足には気を遣ってあげましょう。
寝床の確保といった効果もある。
キャットタワーのメリットとして、寝床の確保という効果もあります。
猫は1日平均で14時間睡眠をとるといわれています。1日の半分以上を寝て過ごしています。
そのため、お気に入りの寝床があることはとても重要。
快適な寝床のポイントは2つあります。
1つは、高い場所に寝床があること。本能的に安心できる場所であるためです。
もう1つのポイントは猫にとって快適な温度であること。
猫は非常に温度に敏感な動物。暑さ・寒さは、猫にとってもツライもの。
エアコンで温度調節をしていても、猫の体感温度では適温でない可能性もあります。
暑い時は室内で風通しの良い所、日光を遮ってくれる所を求め、寒い時は狭い空間やフローリングの冷気を受けない所も求めます。
室内の環境は、人間にとって適温である場合でも、猫にとっては適温でない場合があるのです。
そのため、猫は常に快適な寝床を求めているのです。
キャットタワー選び方のコツは?
ここまでは、キャットタワーのメリットについて紹介してきました。
それでは、具体的にキャットタワーの選び方のコツを「安全面」や「機能面」から紹介します。
何よりも安全性が大事。
キャットタワー購入にあたって、一番重要視したいことが安全性。
作りが丈夫で頑丈な商品を選ぶ必要があります。
手作りやDIYで作れるキャットタワーもありますが、これらは上級者向け。
また、あまりに値段が安価な商品も、作りが丈夫でない場合があります。
キャットタワーの一部が壊れてしまい猫がケガをする、爪とぎ部分の作りが荒くてボロボロとゴミが落ちてくるなど購入してから問題が起こることも…。
そのため、キャットタワーを選ぶ際は安全性・作りの頑丈さを優先しましょう。
子猫の場合は低いもの・高さ調節ができるものがベスト。
飼い猫が子猫の場合は、低いもの・高さ調節ができるキャットタワーが理想です。
理由として、猫の成長に合わせて安全な運動ができるため。
キャットタワーは低いものでは100センチ程、高いものでは200センチ程のものがあります。
猫が小さい時にあまりに高いキャットタワーを買ってしまうと、登った後、降りられなくなる可能性もあります。
また、猫が成長するにつれ、運動量が増えるので高さも必要になってきます。
しかし、猫が老猫になるとあまり運動しなくなってきます。この時期はあまり高いタワーに登りたがりません。
猫の成長段階に合わせて高さ調節ができるキャットタワーが理想です。
作りが充実しているものを選ぼう。
キャットタワーにも様々な種類があります。ここでは作りで重要視したいポイントを紹介します。
まずは、ステップ台に縁がついていること。これは猫がステップ台で寝る時に転落を防止する効果があります。
寝床がハンモック仕様になっているものもあるので、これも寝ている際の転落防止になります。
もう一つのポイントとして、爪とぎ部分に注目です。
キャットタワーの多くは爪とぎ部分が麻縄やダンボールでできています。
しかし、麻縄は独特にニオイがするので慣れない人は苦手かもしれません。
また、ダンボールの場合はゴミが散らばったり、消耗が激しいというデメリットがあります。
そのため、爪とぎ部分は交換に対応している商品が望ましいです。
おすすめキャットタワー1 ねこタワークラウド
このキャットタワーの特徴は、子猫・成猫・老猫といった様々な猫の年齢を対象としていること。
子猫や老猫にとっても登りやすいように、各ステップが低めに設定されています。
また、てっぺんの台座にも縁がついているので転落防止に役立ちます。
台座・ミニハウス・ハンモック3つの寝床が用意されているので、猫にとってもお気に入りの場所を選ぶことができます。
また、下部の支柱は丈夫な爪とぎ仕様なので、猫ちゃんがバリバリ爪を研ぐことができます。
「キャッツデポ」では交換用部品も販売されているので、爪とぎ部分が古くなっても交換可能となっています。
「ねこタワークラウド」は様々な猫の年齢に対応でき、丈夫な作りで安全性も高い点がオススメです。
おすすめキャットタワー2 ねこタワー ハピネス
あまり大きなキャットタワーを設置できない場合にオススメなのが、「ねこタワー ハピネス」。
ベーシックな機能を備えつつ、省スペースにおくため、部屋の角に設置できるように設計されています。
スリムな設計ですが、高さが152センチに設計されているため運動の多い猫も満足できる商品です。
台座の重量が安定した作りになっているので、安全面も配慮された作りとなっています。
各ステップが大きめに設計されているので体の大きな猫ちゃんにも対応。
運動が大好きな猫や、スペースを考えてキャットタワーを設置したい人にオススメできるのが「ねこタワー ハピネス」です。
おすすめキャットタワー3 ねこタワー フレンドスマート
リーズナブルで安全なキャットタワーが欲しいという人にオススメしたいのが「ねこタワー フレンドスマート」。
他の商品と比べてシンプルな作りのため、購入しやすい値段設定となっています。
縁が高く設計されたてっぺんの台座や、爪とぎポールも配置されている事が猫にとっても嬉しいポイント。
初めてタワーを購入する人や、子猫・老猫のために低めの設計のキャットタワーを求めている人にオススメしたいのが「ねこタワー フレンドスマート」です。
子猫用には ねこハウス2 ピンク
まだまだ小さな猫ちゃんや、大きさや高さのあるキャットタワーが設置できない場合はダンボール型の小さいサイズのキャットタワーもあります。
省スペースなので場所を取ることもなく、運動量が少ない猫ちゃんにもオススメ。
キャットタワー初心者の猫ちゃんのお気に入りの寝床になるかもしれません♪
IKEAで作る!お手軽で個性的なキャットタワー。
IKEA製品でおしゃれなキャットタワーを作る人も増えてきています。
個性的なキャットタワーのご紹介はこちら。
以上、キャットタワーのメリットやオススメ商品の紹介でした。
飼い猫の成長に合わせてぴったりのキャットタワーを選んであげて下さいね!