猫草には毛玉対策効果があるの?
一般的に猫が大好きといわれている「猫草」。
ホームセンターやペットショップでも販売されていることが多くあります。
この猫草は、猫にとってどんなメリットがあるのでしょうか。
今回は猫草の効果について解説していきます。
効果があるかは半信半疑?
実は猫草は科学的には猫の消化に効果があることが解明されていません。
猫にとっての効果はまだ解明されていませんが、猫が好んで食べるため、何かしらの目的や効用があって食べているのでは?という仮説もあります。
“一般的に、グルーミングで飲み込んでしまった毛を毛玉として出すため、排泄を良くするため、葉酸というビタミンを摂るため、単に食感と味を楽しんでいるなどの噂があるが、肉食である猫が、なぜ猫草を食すのかは解明されてはいない”
猫草の効用の説としては、肉食動物である猫は食物繊維が不足しがち。
そのため、猫草から食物繊維を摂取して胃腸の調子を整えているのではないかといわれています。
猫は個体によって胃腸の機能が弱かったり、ストレスを溜めてしまうと食べたものを吐き出してしまうこともあります。
猫草は必要?不必要?
猫草は必ずしも必要なものではありません。
猫草を設置しても興味を示す猫もいれば、全く無視してしまう猫もいるようです。
中には猫草が大好きな猫ちゃんもいて、ムシャムシャ食べる子もいるようです。
このように猫草が出てくると、喜んでつつく子もいます♪
猫にとってどのような効果があるかはまだ仮説の段階のままです。
しかし、猫が好んで食べるためストレス発散の効果があるという可能性も指摘されています。
猫自身もお腹の調子が悪かったり、ストレスが溜まっていると「猫草食べたいニャ〜」と思っているかもしれません♪
猫草にはどんな種類があるの?
猫草として一般的に販売されているのは燕麦(えんばく)といわれるイネ科の植物。
別名、カラス麦やオート麦とも呼ばれています。
wikipedia↑燕麦はこんな植物。
ミネラルやタンパク質、食物繊維が豊富であり、馬や鳥の餌としても普及している植物です。
また、燕麦の代用品としてエノコログサも使用することができます。
これは猫じゃらしとして有名な植物。実は猫が食べても害のない植物です。
wikipedia↑こちらはエノコロ草。
“食用とする場合、エノコログサは脱粒しやすいのではたきなどで叩き落としざるで受けるのがよい。脱穀したのちすり鉢ですりつぶし、水選する。食べるときはアワと同様、粒のままでも製粉しても食べられる。また、猫じゃらしの名の通り、これを用いて猫をじゃらすことができる”
wikipedia
猫草を与える際の注意点としては安全を考えて、農薬の使用されていないものや、道端に生えているものを使用しないこと。
道端にもよく生えているエノコログサですが、類似した有害な植物もあります。
エノコログサに似た、同じイネ科のチカラシバという植物は有害な植物です。
wikipedia↑チカラシバはこんな植物。
この草は人の目に入った場合、結膜炎の原因になってしまいます。
動物の毛にひっつきやすい性質をしているため、犬の散歩の際に毛に絡まり炎症を起こすという例もある植物です。
万が一の危険性も考え、ペットショップで販売されているものや自家栽培したものなど安全なものを与えてあげてくださいね。