■室内飼いの猫には必要な爪切り。
室内で飼われている猫は、爪がどんどん伸びていってしまいます。
外に出歩かない猫は、あまり爪を使う機会がなく、伸びやすくなっていしまうからです。
そのため、室内外のペットの猫は定期的に爪切りを行ってあげましょう。
室内に爪研ぎを設置しているだけでは不十分です。
爪とぎはあくまで「研ぐ」ための道具であり、爪を短く保つのには十分ではありません。
飼い主は正しい爪切り方法を覚え、猫ちゃんを普段からケアしてあげましょう。
■上手な爪切り方法は?
爪切りのコツとしては、
1,猫が落ち着ける格好で抱っこしてあげる事
2,肉球を軽くつまんで上手に爪を出してあげる事
3,爪は先の方だけ切り、血管がある部分を傷つけないこと
などがあります。
1,猫が落ち着ける格好で抱っこしてあげる事
については、猫にとっても爪を切られるということは不安なモノ。
いくら飼い主であっても、爪切りをされると逃げ出す猫は多くいます。
まずは、猫が安心できる体勢にしてあげましょう。
膝の上で優しく抱っこする姿勢が理想的です。
猫がどうしても爪切りを嫌がる時は、寝ている時を狙ってみましょう。
猫が爪切りを嫌がる理由の一つに、爪切りの道具が怖いと感じている場合があります。
猫が寝ていてリラックスしているときに切ってあげることが望ましいです。
2,肉球を軽くつまんで上手に爪を出してあげる事
についてですが、これは少しコツがいります。
猫は自分の意志で爪を出し入れできます。
これは猫が爪の根元にある筋肉を伸び縮みさせることで、爪を出し入れしているのです。
この筋肉はちょうど肉球の部分にあるので、肉球を上と下から優しくつまむことで爪を出す事ができます。
3,爪は先の方だけ切り、血管がある部分を傷つけないこと
爪切りにおいて、一番気をつけなければいけないことが血管を傷つけない事です。
猫の爪は2つの部分があり、外側の部分と、内側の神経や血管がある部分とに分かれます。
爪切りの際は、外側の爪のみの部分の先だけを切ってあげましょう。
■どうしても爪切りに慣れない時は?
爪切りに慣れさせるには、非常に時間がかかってしまうかもしれません。
特に大人の猫になってから慣れさせるのは大変です。
できれば幼い頃から爪切りに慣れさせてあげる事がベストです。
どうしても爪切りを嫌がる場合には、獣医さんにお願いしてみましょう。
動物病院では、爪切りだけでも対応してくれる場所が多いです。
獣医さんの手に任せれば安心して爪切りを行ってくれます。
猫用の爪切りは必要?
画像:flickr
爪切りが苦手な人は、猫用の爪切りを試してみましょう。
猫用爪切りは人用の爪切りと異なり、小さな爪を切りやすい構造になっています。
また、切り口の角度など猫用に調整されているので使いやすさが格段に違います。
■上手な爪切り方法〜動画で紹介〜
動画:youtube
爪切りに慣れている猫は簡単に爪を切らしてくれます。
やはり、爪切りに慣れていない猫は上手く気をそらしてあげる事が必要です。
動画:youtube
こちらの動画は爪切りに慣れていない猫の爪切り方法です。
寝ている間に爪切りするのは、簡単なようです。