大阪や岐阜。ヌートリアが日本で増えている理由とは??

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ヌートリアが日本で増えている??


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カピバラやビーバーと見間違えられて時々話題となる生き物「ヌートリア」。

カピバラと同じげっ歯類に属する生き物ですが、見た目はちょっと衝撃的。

長いひげとオレンジ色の歯をしており、とっても凶暴な生き物なのです。

その凶暴な生態から害獣に指定されている国も多くあります。


日本でもヌートリアが増殖中??


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ヌートリアは近年日本でも数が増えつつあります。

大阪や岐阜、広島など日本全国で農作物を荒らしている被害が出ており、捕獲の対象とされています。

ヌートリアは南米原産の生き物ですが、日本に入ってきた歴史は古く、元々は軍事用の衣服生産のために輸入されました。

世界大戦後に需要がなくなり、野生化したヌートリアが各地で繁殖し生息しているといわれています。

水辺に生息している生き物で、雑食であることから農作物を荒らすといった被害が各地で生じています。

数が増えてる大きな理由は、繁殖力の強さ。

年に2~3回子供を生み、一度の出産で5匹ほどの子供を生みます。

また、輸入された生き物のため、天敵がいないことも増加の一因とされています。

ヌートリアの見分け方は??


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カピバラやビーバー、ウリボーなどに見た目が似ていることから時々ニュースにもなる生き物ですが性格はとっても凶暴。

人の指に噛み付いて怪我をさせたといった事例もあります。

見分け方は体の大きさ。カピバラは体長が100センチ前後ありますがヌートリアは半分くらいのサイズで50センチ前後の体の大きさをしています。

また、オレンジ色の歯もヌートリアの特徴。歯の色素が濃く出るためオレンジ色の歯をしています。

見た目はカピバラのようで見間違えることも多い生き物ですが、その凶暴な性格のため見かけたらむやみに近づいたりしないようにしましょう。

各地で繁殖していることが問題となっており、京都では注意を喚起する動画も流されています。